2025年3月26日
北海道蘭越町
北海道テレビ放送株式会社
ジャパンケーブルキャスト株式会社
北海道蘭越町で北海道テレビ放送とジャパンケーブルキャストが提供する
「テレビを活用した自治体情報配信サービス」の運用を2025年4月から開始
~スマートフォンアプリ、防災DXタブレットと併せて
情報配信を多重化・世代間の情報格差解消へ~
北海道蘭越町(所在地:北海道磯谷郡蘭越町、町長:金 秀行、以下「蘭越町」)は、北海道テレビ放送株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:寺内 達郎、以下「HTB」)とジャパンケーブルキャスト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役COO:大熊 茂隆、以下「JCC」)の共同事業である「テレビを活用した自治体情報配信サービス」を導入し、2025年4月1日よりテレビ放送画面で住民向けの情報配信を開始します。
蘭越町は、住民に向けた行政・防災情報の主な伝達手段として、防災行政無線の屋外拡声器や全戸に設置したIP告知端末を活用し、音声で情報を伝達しています。さらに、住民への情報提供の強化を図るため、2024年度デジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプTYPE1)の採択を受け、「地域・防災情報等配信プラットフォーム整備事業」を進めてきました。当事業の主な目的は、住民が必要とする防災情報や地域情報をテレビやJCCが提供するスマートフォンアプリ『JC-Smart』、『防災DXタブレット』を通じて提供することです。これにより、情報の多重化や視覚的な伝達を実現し、特に高齢者を含む各世代が平等に情報を受け取ることができる環境を整えます。
本テレビサービスの開始により、蘭越町の住民は自宅のテレビでHTB(地上波6チャンネル)を選局し、データ放送画面に新設された蘭越町専用メニューを選択することで、自治体からのお知らせを見ることが可能になります。公共施設や避難所には、専用戸別受信機として防災行政無線と代替可能な『防災DXタブレット』を設置し、テレビへのプッシュ通知機能を補完します。また、スマートフォンアプリにはテレビサービスと同様の情報を配信するため、住民は場所を問わず情報を受け取ることができます。
今回のサービスは地域に密着した情報配信が可能なため、災害時には迅速な対応や避難情報の提供が行われ、安全な生活を支える基盤となります。また、通常時においても地域のイベントやお知らせ、商工・観光情報などをリアルタイムで配信し、地域活性化にも寄与します。これにより、住民間のつながりを深め、地域共同体をより強固なものにしていくことを目指します。
HTBとJCCは、蘭越町と連携し、クラウド情報配信基盤を通じて地域・防災情報の配信を行うことで、世代間の情報格差解消や住民誰一人取り残されない自治体情報の配信に貢献するとともに、住民の安心・安全な地域生活や利便性の向上を目指し、地域DXおよび自治体DXに向けて取り組んでまいります。
■テレビサービス・スマートフォンアプリの配信情報(一例)
役場からのお知らせ |
Lアラート© |
気象・警報注意報 |
行政区単位(20)の3時間・週間天気 |
河川の定点カメラ |
道警防犯メール |
慶弔情報 |
広報誌 |
ごみ出しカレンダー |
教育機関からのお知らせ |
医療機関からのお知らせ |
バスの時刻表 |
- 配信する情報はテレビサービスとスマートフォンアプリで一部異なります。
- テレビサービスはテレビの規格(「Hybridcast」※1対応有無)やインターネットの接続状況によって表示される画面や内容が一部異なります。
■蘭越町 金 秀行 町長のコメント
この度、蘭越町は情報発信、防災情報の伝達を多重化するため、クラウド情報配信基盤を活用し「地域・防災情報等配信プラットフォーム」の整備を進め、テレビを活用した自治体情報配信サービスと地域防災情報配信アプリを導入いたしました。
安全・安心な暮らしを守るまちづくりとして「災害に強いまち」を目指している蘭越町としては、今回、導入する情報配信サービスは、非常に意義のある取り組みになると確信しております。災害時には情報を迅速かつ的確に伝達でき、日常生活においても町の情報を配信できることから住民の利便性向上も期待しております。
新たな情報配信ツールとして、世代間の情報格差を解消するとともに住民、誰一人取り残さない自治体情報の配信を目指し、今後も住民が安全に安心して生活ができるよう、住民に寄り添った地域DX、自治体DXを取り組んでまいります。
■HTB 寺内 達郎 代表取締役社長のコメント
操作が簡単でいつでも情報を得られるこのテレビを使ったシステムが、蘭越町の皆様に貢献し、さらには他の市町村、北海道全体の課題解決につながるよう、当社も迅速で確実な放送と配信に努めて参ります。
■JCC 大熊 茂隆 代表取締役COOのコメント
この度、蘭越町様の「地域・防災情報等配信プラットフォーム整備事業」に北海道テレビ放送様と共に携わり、無事4月1日より町民向けの地域・防災情報配信が開始できることを大変光栄に思います。
今後は、本テレビサービスをはじめとして、スマートフォンアプリ『JC-Smart』や『防災DXタブレット』をご活用いただくことで、情報の多重化や視覚的な情報伝達を実現し、町民の皆様によりきめ細やかな情報をお伝えすることが可能になります。
今後も北海道テレビ放送様と連携し、町民の皆様が安心して暮らせるまちづくりをサポートしてまいります。
【左からHTB 寺内代表取締役社長、蘭越町 金町長、JCC 大熊代表取締役COO】


※1「Hybridcast」は、日本放送協会(NHK)の登録商標です。Hybridcast は、放送波の中にインターネット上のコンテンツの取得を指示する制御信号を組み込み、テレビ放送と、HTML5 で記述された Web コンテンツとの融合を可能にする次世代放送サービスです。スマートフォンやタブレット端末との連携も可能なテレビ放送サービスです。
関連リリース:2024年7月17日「北海道蘭越町でデジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプTYPE1)を活用した「地域・防災情報等配信プラットフォーム整備事業」を実施~北海道テレビ放送とジャパンケーブルキャストが提供するテレビサービスや、スマートフォンアプリ・タブレットを通じて、情報配信を多重化・世代間の情報格差解消へ~」https://www.cablecast.co.jp/news/20240717.html
以上
■蘭越町について
蘭越町は、北海道後志管内の南西部に位置し、周囲をニセコ連峰等の山岳に囲まれた盆地を形成しており、町の中央を道南最大の河川「尻別川」が東西約30kmにわたり貫流し、日本海に注いでいます。また、その流域に広がる平坦地は、肥沃で水田の耕作に適しており、ここで生産される蘭越米は良質美味で道内外で好評を得ています。気候は比較的温暖ですが、冬は積雪量が多く、特別豪雪地帯に指定されています。
URL: https://www.town.rankoshi.hokkaido.jp/administration/
■HTBについて
会社名 : 北海道テレビ放送株式会社
所在地 : 〒060-8406 北海道札幌市中央区北1条西1丁目6番地
代表者 : 代表取締役社長 寺内 達郎
設立 : 1967 年(昭和 42 年)12 月
URL : https://www.htb.co.jp/
■JCCについて
会社名 : ジャパンケーブルキャスト株式会社
所在地 : 〒100-0011 東京都千代田区内幸町二丁目1番6号 日比谷パークフロント9F
代表者 :代表取締役 COO 大熊 茂隆
設立 : 2002年(平成14年)10月
URL : https://www.cablecast.co.jp/
ブロードバンドタワーグループのジャパンケーブルキャスト株式会社は、「笑顔で彩り豊かな地域社会づくりに貢献し、地域・お客様と共に持続的成長」を目指し2002年より事業を開始しました。ケーブルテレビ事業者向け多チャンネル配信プラットフォーム「JC-HITS」、コミュニティチャンネル向けデータ放送サービス「JC-data」、ケーブルテレビ専用チャンネル「えんてれ」、地域・防災情報配信システム「地域・防災DXサービス」など、地域のお客様に必要とされる映像・情報の提供に向けサービスを展開しております。
本件に関するお問い合わせ先
◆蘭越町 総務課企画防災対策室防災係
TEL:0136-55-7534(直通) E-mail:bousai@town.rankoshi.lg.jp
◆北海道テレビ放送株式会社
営業・運用等に関するお問い合わせ 営業局 営業推進部 多田健
TEL:011-205-7661 E-mail: tadaken@htb.co.jp
技術に関するお問い合わせ 技術局 放送・ITシステム部 伏屋
TEL:011-205-7631 E-mail: fuseya@htb.co.jp
◆ジャパンケーブルキャスト株式会社 営業本部 地域DX事業部
TEL:03-6910-2903 E-mail: pfcontact@cablecast.co.jp