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えんてれ導入事例 多摩ケーブルネットワーク株式会社様
CASE STUDY 導入事例

えんてれ導入事例 多摩ケーブルネットワーク株式会社様

えんてれの独自コンテンツを活用し、コミュニティチャンネルを強化

導入背景
コミチャンの空き枠の活用方法を検討していた
導入メリット
番組編成の自由度があり、突発的な自社番組放送時でも対応しやすい番組編成となっている
独自コンテンツにより視聴者の多様化に対応できる

技術部 次長 企画開発担当 安髙 徳仁 様
技術部 次長 企画開発担当 安髙 徳仁 様

多摩ケーブルネットワーク株式会社(以下「同社」)は、東京都青梅市、羽村市、福生市、瑞穂町の一部を放送エリアとし、多チャンネル放送をはじめ、ブロードバンドインターネットサービス、ケーブルネットワークを利用した電話サービス等、お客様ニーズを先取りした情報サービスを提供している。特に多チャンネル放送においては、都市型第一号のケーブルテレビ局として、開局当時より、少年サッカーや野球などのスポーツ、イベント・文化・行政情報など、コミュニティチャンネル(以下「コミチャン」)の自主制作にも注力している。安髙氏は、「ケーブルテレビ局の多くは地上デジタル放送にコミチャンを導入しているケースが多いが、弊社ではSTB加入促進のため、STBを設置しなければ、コミチャンを視聴することができないようにしている。特に地域に根差した情報番組の人気が高く、人気のあるアニメチャンネル等と比較しても視聴率が高いのが特徴だ」という。

導入背景

コミチャン空き枠の活用方法を検討

同社は第一コミチャンとしてCATV専門チャンネル(055ch)、第二コミチャンとして地上デジタルチャンネル(101,111,112ch)を運営しており、2021年から、地上102chでJCCのケーブルテレビ専用チャンネル『えんてれ』を放送している。当時地上102chが空いており、活用方法を検討していた所、ジャパンケーブルキャスト株式会社(以下「JCC」)からえんてれの提案があり、採用に至ったようだ。

独自性のあるコンテンツや価格に加え、安定した配信が導入の決め手に

えんてれの特長として、各地のケーブルテレビ局が制作した地域色豊かな番組や、全国で開催されるお祭り、イベントの生中継、自主制作番組等、多彩なラインナップがある。また、JCCが提供するCS多チャンネル配信プラットフォーム『JC-HITS』を利用する場合はSTB経由での放送、利用していない場合も、サイマル放送により、地上波コミチャンでの放送(以下「コミチャン転用」)が可能である。

安髙氏は、「えんてれは全国のケーブルテレビ局のお祭りの生中継や自衛隊訓練、オセロの番組等、他サプライヤーとは違った独自コンテンツがあり、かつサプライヤーとの料金と比較しても安価な点が魅力に感じた。また、コミチャン転用の放送回線についても、冗長構成が取れているため、放送事故につながることがないと確信し、採用に至った」といった。


導入メリット

番組編成が自由にでき、突発的な番組切り替えにもすぐ対応可能

同社は地上102chにおいて、議会中継時を除いてえんてれを終日放送している。番組切り替え時も、スムーズに切り替えができているとのことだ。安髙氏は「番組編成が自由にできる所が非常にメリットだ。議会中継の他、何か突発的なことが起こり、番組を変える必要が出たときも、すぐに切り替えられるのが良い。これまで放送が止まったことがなく、信頼性が高いと感じている」といった。

視聴者の多様化に対応できる可能性を持ったチャンネル

一方で、番組に対するお客様からの反響はまだ少ないようだ。安髙氏は、「YouTubeやOTT配信の台頭により、視聴者の趣向が多様化している。ゴールデンタイムの視聴率も低下している現状において、番組で反響を得るには、ニッチで独自性のある番組制作を重視し、視聴者の皆様にとって価値のあるコンテンツを提供する必要がある」という。「お客様や地域に根ざした放送ができるのは、コミュニティチャンネルだと思う。他ケーブルテレビ局で導入しているものをそのまま真似しても斬新なサービスとは言えないので、他にはない新しいサービスを展開していく必要がある。えんてれには、常に新しい視点やアイディアを取り入れ、視聴者の多様化に対応できる可能性があると思う」と続けた。

【えんてれで配信される番組例】

すゑひろがりずのあっぱれふるさと珍道中
笑福亭べ瓶のイドバタッ!
KART on TV
みさお体操 with JCC GIRLS
東京WORLD ぐるぐるぐるめ

今後の期待

コラボレーション番組のシリーズ化

えんてれでは、全国のケーブルテレビ局と制作協力をし、番組作りを行っている。本取り組みに対し、安髙氏は「全国のケーブルテレビ局とコラボをして、町巡りをする番組もあるかと思う。今後もコラボ番組をシリーズ化し、積極的に進めていってもらいたい」という。

JC-dataと連動した新たな番組作り

また、同社は2013年から、JCCが提供するコミチャン向けデータ放送サービス『JC-data』を導入している。安髙氏は、「JC-dataと連携することで、データを活用した面白いアイディアの番組作りができるのではないか」といった。

独自性のある番組作りを目指してほしい

最後に、JCCに期待することについて、「お客様の嗜好が多様化しているため、例えばインバウンドの視聴者向けに外国語放送を取り入れた番組や、海外からの番組を調達する等、もっと独自性のある、他のサプライヤーにはない番組作りを目指してもらいたい。編成に関しても、特に深夜帯は、独自性のあるチャンネルのほうが見てもらえる可能性がある。えんてれは独自性を持ったチャンネルなので、より多くのケーブルテレビ局に導入いただき、より多くの視聴者に見てもらうよう、引き続き頑張ってほしい」と続けた。


関連動画

地デジコミュニティチャンネル転用サービス 多摩ケーブルネットワーク株式会社様/ケーブルテレビ株式会社様


INTERVIEW
技術部 次長 企画開発担当 安髙 徳仁 様
PROFILE
多摩ケーブルネットワーク株式会社
〒198-0024 東京都青梅市新町7-4-3

※2024年6月時点の情報です。